「先生が名前を呼べない子供たち」―『週刊文春4/28号』記事
『週刊文春4/28号』に掲載された「先生が名前を呼べない子供たち」という特集記事が、Web上を賑わしているようです。そこに登場する名前は、
- 男の子の名前:
和源→わーげんくん、天使→みかえるくん、英雄→ひいろくん、強運→らっきいくん、沙風→さあふぁくん
- 女の子の名前:
愛声→あのんちゃん、絆→はあとちゃん、樹里亜菜→じゅりあなちゃん、楓→はいじちゃん、美海→まりんちゃん
・・・・・・さらには明治安田生命が毎年発表する「名前ランキング2008」に登場する名前として
- 奏人→タクト、光舞→テルマ、月→ライト、獅人→レオト、大虎→タイガ、星穏→シオン、遥空→ハルク、琉煌→ルキヤ、怜音→レイン、瑠楓→ルカ、望来→ミライ、伶音→レノン、來夢→ラム、心暖→シノン、煌羅→キラ
・・・・・・といった名前をリストアップ。たしかに、上記のような名前だと、学校のセンセーだって読めないでしょう。
そして、名づけ(名付け)命名と改名を看板の一つにしている占い師のワタクシとしても、お手上げって漢字の名前が大半です。上記の名前の読みに対して、こういった漢字を充てるというのは、ある意味すごいセンスだと。。。
で、この特集記事をネタにした、中村修治氏のWebコラムが発信されている。
・・・・・・たしかに「ネーミングの仕事」に携わっておられる方ならではの、名づけ(名づけ)命名をする際のポイントも書かれていて、読み応えのあるコラムでした。
そしてまた、「先生が名前を呼べない子供たち」という特集記事や中村修治氏のWebコラムに刺激を受けて、あちこちのブログで「呼べない名前」をネタにした記事がUPされています。
中には、中村修治氏のWebコラムで披露されている、大阪大学(大学院人間科学研究科)の西沢哲・助教授の「凝った名前を付ける親は児童虐待しやすい」というコメントに乗っかっているような記事も。
「凝った名前」というのは、具体的にどのようなものなのでしょう。たとえば、「凝った名前」というのは良識に基づかない名前で、「良い名前」というのは良識に基づいて名付けられた名前と考えれば良いのですかね。ポータルサイトから発信される記事ですから、受け売り的な引用ではなく、ネタ元を確認できるようにしていただければ良かったのにと思いました。
児童虐待のニュースを検索してみても、「まるで暴走族のチーム名のような当て字の名」だけでなく、いま流行の名前にだって被害児が多いと感じたものですから。
良い名前とは?
ところで、上記にリストアップされた名前の読みは、そのほとんどが外来語に因んだものです。そして、歴史的には多くの外来語を漢字に変えてきた日本の文化もあります。タバコという外来語をワードで変換すると“煙草”と出てきますし、アメリカは“亜米利加”に変換され、メディアでも“米国”と表記されます。
外来語を漢字に加工するというのは一つの文化でもあるのです。ですから、少なくとも明治安田生命のランキングに登場する名前に関しては、許容範囲かなって気もするのです。
「伶音→レノン」とか「望来→ミライ」とか「奏人→タクト」といった名前も、何年後か先にはポピュラーになって、「凝った名前」ではなく、良識に基づいて名付けられた「良い名前」になるのかもしれません。
ただ、中村修治氏のWebコラムでも書かれているように、「名前はみんなに読まれ」なくてはなりません。さらに、読まれる名前であると同時に、その人そのものを覚えてもらえる名前であることが大切です。しかし、この条件を満たす名前を見つけるのが難しくて、「DQN」な名前ができてしまう。
少子化している今の時代ですから、我が子の名前を決めるために「良い名前」選びに迷い、熱心になる親御さんが大多数です。要は“熱心=凝る”という程度の問題だと思うのですが、それを煽るようなサイトや“名付け(名づけ)命名本”が氾濫しているのも問題だと思うのです。
DQNネームの「DQN度」で90ポイント以上を獲得しているような名前を平気で掲載しているような“名付け(名づけ)命名本”が書店にフツーに並んでいます。それが知名度の高い出版社から出ているものだから、読んで参考にするために購入する人も多い。
何でもアリの名前を羅列している“名付け(名づけ)命名本”の著者(編者)のネーミングセンスの悪さと、儲かれば良いじゃんって臭いを感じる出版社のメディア精神には、名づけ(名付け)命名を生業としている者として、呆れるよりも恥ずかしく思います。
とは書いたものの、もう一方を見れば姓名判断を吉命の根拠とする流派が混在して、異なる情報が飛び交っているわけですから、名前を選ぼうとするパパやママが混乱するのもアタリマエです。
「良い名前」とは、最初から読めなくても、名前の読みや由来を伝えれば覚えてもらえる名前であること。そして生まれ持った生命エネルギーを良い方向に作用させて、幸福を引き寄せる名前だと、占い師という仕事に携わる中で確信しています。しかし、それを広く伝えるには力が及ばないのが実際のところです。
こういった状況を打開するためにも、ブログをマメに更新し、今は地道に発信しなければならないと思っている今日この頃です・・・・・・独り善がりな締め方でスミマセン。
それと蛇足ですが、中村修治氏のWebコラムに引用されている「とりかえしつかないことの第一歩 名付ければその名になるおまえ」という俵万智さんの句は、記事のニュアンスと違うものだと思いました。
これは、「彼女」だとか「恋人」といった言葉を口にしちゃうと、すっかりその気になっちゃう女性を描いた言葉です。で、その言葉を口にすることが、「とりかえしつかないことの第一歩」になってしまうんだよって意味だと思うのです。
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